毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「編集後記」。
今週はダナン在住のボネより、「久しぶりに訪れたリンウン寺」のお話です。
リンウン寺はダナン北東部に位置するソンチャ半島にあるお寺で、海を見つめる大きな観音像「レディブッダ」が建っていることから、ダナンの観光名所になっています。今回は、2年ぶりに、リンウン寺に訪れた時の様子を紹介します。
リンウン寺があるソンチャ半島は、市街地から車やバイクで15分〜20分ほどの場所にあります。出発地点にもよりますが、市街地から訪れる場合はビーチ沿いの道を走るため、多くの場合はレディブッダを見ながら進んでいきます。(真ん中左あたりにある白い点がレディブッダです。)
この辺りは観光客が訪れる場所というよりは、地元民の生活感が溢れるエリアです。イカやエビなどの天日干しをしていることも多く、一帯は少し磯臭いです…。
このエリアを抜けていくと、いよいよソンチャ半島の中へ入っていきます。実はソンチャ半島は見所が多く、半島の裏側には最高級ホテル「InterContinental Danang Sun Peninsula Resort」があり、半島の頂上へ向かう間にも絶景を含む観光名所があります。また、大通りには姿を現しませんが、世界一美しい猿「アカアシドゥクラングール」(野生)もこの半島に住んでいます。その他にも、色々な野生動物が住んでいるとされており、市街地からほど近い割に自然が多く残っていると感じます。
ソンチャ半島入口からバイクで約10分、早くもリンウン寺に到着です。バイクの駐車場では、野生の猿が人間のお菓子を食べていました。近くには「野生動物にエサをあげないで」との看板がありますので、ゴミなどから取ってきてしまったのかもしれません…。(この猿は前述の世界一美しい猿ではありません。)
駐車場を出ると少々キツイ階段が待っています。その階段を登ると入口です。
門をくぐると、本堂へ続く道には羅漢像が並んでいます。こちらはダナンで取れる大理石で作られていると聞いたことがあります。
そのまま進むと本堂が見えてきます。本堂の屋根や柱には龍があしらわれており、本堂を守るかのような威厳を感じました。本堂の中にはブロンズの、釈迦如来、観音菩薩、地蔵菩薩の像が鎮座されています。
本堂への参拝を終えたら、巨大観音像「レディブッダ」へ。高さは67m、蓮華座は直径35m、目の前に立つと圧巻です。以前来た時は夜だったのですが、昼に見るとよりお顔が穏やかに見えました。
目線の先には、ダナンの海が広がっています。いつもここからダナンを守ってくれていると思うと、参拝にも心がこもります。
実はリンウン寺はダナンに3つ(五行山、バーナーヒルズ、ソンチャー半島)あり、ダナンの人々は、その3つのリンウン寺がダナンを三角に囲い、天災からダナンを守ってくれていると口にします。近々五行山やバーナーヒルズのリンウン寺にも「日頃の感謝を伝えにいかなくては!」と思いました。
皆さまも機会があれば、ぜひリンウン寺を訪れてみてください。
最後に紹介しきれなかった境内の犬と花(ムラサキソシンカ)を載せます。
(photo by ボネ)
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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
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